船釣り初めての方へ その③
いよいよ出船です。岸払いなんて言います。忘れ物はないですか？
氷は買いましたか？（もちろん氷はクーラーボックスへ入れてください。半端な保冷材などでは海水、魚を冷やしきれないので船宿さんの氷かコンビニのでっかい板氷が良いでしょう）ライフジャケットは装着しましたか？日焼け止めは塗りましたか？酔い止めは飲みましたか？ 船のトイレの位置（前側と後ろに有る船が多いです）を確認しておきましょう。風でとばされそうな物（タオルなど）は飛ばされない様にしましょう。船が走り出したら動き回ってはいけません。寒い時期や波しぶきを浴びそうならキャビンへ入りましょう。コロナウイルスが終息していない今の段階ではキャビンはご遠慮下さいという船が多いですね。荒天などでキャビンに入る時はマスクをしましょう。船宿さんによってまちまちですが受付時に渡された受付札などを出船直前に回収します。
釣り場までの道中も景色を楽しみましょう。
ポイント（釣りをする場所）に到着したら、”始めてください”とか船長さんのアナウンスがあります。ブザーの船もあります。（船が止まっても勝手に釣り初めてはいけません。船長さんが魚群探知機とにらめっこしてたりなので周りの釣り人の動きにも気をつけましょう。）ポイントを移動する時も船長さんのアナウンスがありますので聞き逃さない様にしましょう。
足元の桶に循環ポンプから海水が出ますので桶に海水を貯めましょう。魚がつれたら桶に入れましょう。 釣りの合間にクーラーボックスに海水を入れて水氷にしましょう（満タンに海水をいれては駄目です。まずは５センチ位、魚がひたひたに浸かる位。氷だけでは魚はうまく冷えません。水氷にしておいて、釣りの合間に桶の魚をクーラーボックスへしまいましょう。（フィッシュクリップか小さな網が無ければ、タオルなどで。素手だとトゲのある魚では危険です。アジなどもお腹にトゲがあります）桶で死ぬ前にクーラーボックスへ入れて氷絞めしましょう。大きな魚などで締めたほうが良い場合もありますが揺れる船の上で刃物などを使うのは危険ですのでそれは中、上級者になってからにしましょう。
食事は釣りの合間に（移動の時とか）しましょう。一気にお腹に入れると船酔いの原因になる場合もありますので様子を見ながら食べましょう。暑い日はこまめに水分補給をし熱中症を防ぎましょう。船酔いしたり気分が悪くなったりしたら、キャビンで横になりましょう。針が指などに刺さって抜けなくなったり、怪我をした時やどうして良いかわからない時は船長さんに必ず聞いて下さい。トイレは我慢せずに使用しましょう。ほとんどの釣り船は排出物（大も小も）は海へ直接放出ですので大きいほうを流す時はポイント移動中などが良いかもしれません。釣りの最中に誰かが大きいほうをしてそうな時はトイレの近くの席の方は仕掛をあげておいたほうが良いかもしれません。
釣り終了時刻になりましたら船長さんよりアナウンスがあります。魚をクーラーボックスにしまい、道具を片付けて、風で飛ばされそうなものはしまいましょう。風向きや波の具合で船長さんからキャビンに入ってくださいとかのアナウンスがあれば従いましょう。
港について船が接岸しても船長さんのOKが出るまで危険ですので船をおりてはいけません。ロープを結び終わって安全が確認されたらOKがでますので下船しましょう。
帰り道は特に運転する場合、居眠り運転をしない様に眠くなったらPAなどで仮眠をとりましょう。
家についたら、カッパ、長靴、道具など真水で洗いましょう。海水を浴びてると金属は錆てしまいます。道具などは臭くなりますのでよおく洗いましょう。
魚の下処理（内臓や鱗とり）などはその日にできれば良いですが、睡眠不足で疲れてる時などは翌日でも大丈夫です。冷蔵庫へ入れるかクーラーボックスにたっぷり氷を入れるなどして魚が温まらない様にしておきましょう。
釣った魚は新鮮そのものです。内臓なども新鮮なうちは匂いも気になりません。海の恵みに感謝して美味しくいただきましょう。
船釣り始めての方に少しでも参考になればと思い書いてみました。とにかく、わからない事は何でも遠慮せずに船長さんやおとなりの釣り師などに聞いてみて下さい。あなた自身が何がわかっていて、何がわからないのかは船長さんにはわかりません。どんなベテラン釣り師も最初はド初心者だったはずです。船長もおとなりの釣り師も(話が通じそうな人なら・・・）同じ釣り好きな同志です。教えてくれと言われて悪い気はしないと思います。（船長さんへは出船時の忙しい時は様子をみて話しかけましょう）
全くの私見ではございますが 初挑戦でのお勧め釣り物は
東京湾 LTアジ（ライトタックル）
東京湾 シロギス
以上ここまでお読み頂きました皆様ありがとうございます。楽しい船釣りライフをスタートする一助となれば私も幸いでございます。
